先日、twitter上で突然告知された「オモチャの写真」をターゲットにしたフォトコンテスト「Toy Photograph Award(@toyphotographaward)」。
開催回ごとに主催者側から提示された「キーワード」に合わせて写真を撮り、指定時間にtwitterに投稿、投稿期間終了後に部門ごとの入賞作品が選出されるという概要になっています。
今回の記事では、この「Toy Photograph Award」の主催者である「とくちんさん(@TOKUTIN_5010)」と「Mr.Sさん(@s_shifty)」に、このフォトコンの主旨や開催に至る想いについてインタビューしたいと思います。
皆さんに楽しで頂けるようなコンテストにしたい
レゴエニ(以下:レ):今日はよろしくお願いします!
とくちん&Mr.S:こちらこそ、よろしくお願いします。
レ:早速ですが、今回のフォトコンを開催しようと思った理由はなんですか?
とくちん(以下:と):はい、まず一番の理由がフィギュア、おもちゃ撮影者同士の交流の場を自分で作ってみたいと思ったことです。ユーザー主催のフォトコンというと僕は真っ先にたまらん太郎さん(@tamaran2taro)の主催されていた元祖フォトコン「たまらんコンテスト」、現在も不定期開催しているぐらたんさん(@_Xw_X)、ちんぽこ丸さん(@TnkMaru0923)、どんさん(@donzeruda)主催の「フィギュアフォト道場」などを思い浮かべます。
レ:そうですね。これらには参加されていましたか?
と:どちらとも参加させていただいていましたが、共通しているのが「1時間限定」の開催(投稿)時間でした。これをSNSで行うとユーザー同士がタイムラインに張り付いて写真の感想を一斉に語り合うんです。このライブ感が言葉をお借りするとまさに「たまらん!」な時間でした(笑)
レ:確かに!現代風というかまさにライブ感ですね。
と:企業が主催するフォトコンとはまた違う良さがあるんでうよね。「この時間を自分でも作りたい!」と思いましたが一人だと心細いので、普段から交流の深いSさんに声をかけたところ二つ返事で快諾していただけて、2ヶ月ほど構想や準備を練りに練り、この度開催するに至りました。
レ:企業が主催するフィギュア撮影のフォトコンというと「豆魚雷オモ写」があると思いますが、参加されていましたか?
Mr.S(以下:S):もちろん参加させていただいておりました!色々な方の作品をたくさん見ることができたのでとても勉強になりましたし、かなりいい刺激を受けました。
レ:これまで撮影する側だったお二方が、「開催側」、「審査側」にまわるというのはかなり勇気のいる決断だったと思うのですがいかがでしょうか。
S:はい、確かに主催側に回るということはそれ相応の覚悟と責任は伴うなと思っております。ただ、やると言ったからには、精一杯皆さんに楽しんでいただけるようなコンテストにしたいなと思ってます!
レ:僕もフォトコンの開催を考えたことはあるのですが、「なぜあなたが選ぶ側なの?」という意見がありそうだなと思い、正直ビビッてしまい断念しました。この辺りはいかがでしょうか。
と:選ぶというよりは僕らが良かったと感じた作品を一つ絞って紹介させていただくと言った方が良いかもしれないです。まぁ、結局は選んでしまっているんですが(笑) 「賞」なんて偉そうなことを言っていますが、他のユーザー主催の物と差別化を考えてつけた名前なので流していただけるとありがたいです。
レ:名前はある程度キャッチ―な方がいいですしね。
と:はい。また、自惚れているとの声も頂きましたが、自分の作品に対してはそう想っている節はあります。
レ:(笑)
と:ですが、他の方々の作品より上だとか選ぶ側だと自惚れているなんて発想は全くありません。賞よりも交流を優先できるフォトコンにしていけたらと思っています。
どんな方でも気軽に参加できるような場になって欲しい
レ:4つの分野で賞を分けていますが、動機を教えてください。
と:今回のフォトコンを開催するにあたって優先させたことが「出来るだけ敷居の低いモノにする」ということでした。どんなジャンルでも気軽に参加できれば楽しいなと思っていたからです。
レ:「かっこいい写真」、「発想力の高い写真」、「カワイイ写真」、「笑える写真」の区分けは、今のオモ写を上手く表現できているように思いますが、いかがでしょうか。
S:そうですね、今はかなり多くのオモ写が生まれていますが、どれも個性豊かで、ジャンルも様々なのですよね。なので、どんなオモ写を撮影される方でも気軽に参加できるような場になってくれればいいなと思います。
レ:笑える写真とかは、普段お二方が撮影されている写真のイメージとは違う印象ですが、こういう笑える写真やカワイイ写真も好きなんですか?
と:僕は可愛い作品なんかは特に大好きですし、Sさんは時々クスッと笑える作品を撮ることもありますよ!
レ:え?!ちょっとそれは意外でした(笑)
レ:コンテストというとやっぱり気になるのが賞品だと思いますが、グランプリを獲ると何かもらえるのでしょうか?
S::確かにその方が燃えますよね(笑)初回はまだ何もないですが、追々そういう企画も考えていこうと思います。
レ:やっぱりフィギュアとかが賞品であると、もっと盛り上がる気がしますが、どうでしょうか。
と:こちらもやれる時が来たら用意したいですね!
初心者の方の参加も大歓迎
レ:オモ写初心者の方ももちろん参加OKですよね?
と:もちろんです!初心者の方でも大歓迎です!
レ:このようなコンテストに参加する勇気がない方もいそうですが。
と:楽しんで頂くことや交流を目的にしているので、自由にバシバシ撮って頂ければと思います!
被写体や撮影方法はなんでもOK!
レ:被写体はオモチャなら、本当に何でもいいんですか?やっぱりクウガが有利なんですか?
S:そんなことはありません(笑)
レ:本当ですか。。。?
S:はい!確かにクウガの作品を見つけたらニヤリとはしてしまうかもしれませんが、広い視野で作品を拝見させていただきたいと思っています。
レ:オモチャであれば、ぬいぐるみとかままごとの小物等でもテーマに合えば大丈夫ですか?
S:もちろん大丈夫です。ぬいぐるみ等でも参加可能です!
レ:過去に投稿した写真(フォトコン含む)もOKということですが、理由はありますか?
と:特に理由はありません。写真を撮り忘れてしまったなんて時でも、過去作品からちょっとこじつけて投稿してもらえたら嬉しいです!
レ:そのこじつけ方にもセンスや個性が表れますよね!
と:そんな感じです。
レ:写真は1枚完結でないとダメでしょうか。例えば4コマになっていたりしても大丈夫ですか?
S:はい、もちろん大丈夫です!1枚の作品になっていれば形式は問いません。
レ:一人の参加者が何枚も投稿しても大丈夫ですか?
と:原則一人一枚でお願いいたします。
レ:撮影機材や加工の有無などに何か制約はありますか?
S:基本的にはありません。加工も大いにしていただいて大丈夫です!
おもちゃに込める「魂」を是非見たい
レ:今回のテーマは「魂」ということですが、なぜこのキーワードなんでしょうか。
と:第一回トイアワ開催日がバンダイさんの「TAMASHII NATION 2019」の最終日と被っているので掛けました(笑)単語自体もシンプルですし、みなさんのおもちゃに込める「魂」を是非見たいです!
レ:この「魂」という文字を画像タイトルや画像の中に入れないとダメということですか?
S:いえいえ、写真の中に文字を必ずしも入れる必要はありません。「魂」というワードから連想できるものであれば、その旨をツイートに記載して頂ければ、どんな解釈をして頂いてもOKです!
最高にクールでキュートでナウでエクセルシオールなイベントに
レ:このフォトコンはこれからも実施していく予定ですか?
S:そうですね。できるだけ長く続けていきたいと思っています。
レ:どれくらいのペースで開催されるのでしょうか?
と:毎月月末の土日どちらかの開催で進めていきます。
レ:それでは、最後に参加者に向けてメッセージをお願いします。
と:最高にクールでキュートでナウでエクセルシオール(注1)なイベントにしたいと思っています!僕らも参加者の一人として楽しみますのでみなさんのご参加、首を東京-名古屋間くらい長くしてお待ちしております!
S:皆さんで盛り上がって楽しんでいただけるような、そんな素敵なコンテストにしたいと思います。皆さんの素晴らしい作品と出会えるのを楽しみにしています!
レ:僕も魂を込めて投稿したいと思います!今日はお二方ありがとうございました!
と&S:ありがとうございました!
注1:ラテン語で「優れた」、「気品のある」あるいは「常に向上する」を意味する単語。
※Toy Photograph Award(@toyphotographaward)」の概要はこちら!